矯正治療前に精密検査が必要な理由 矯正治療の目的-渋谷区恵比寿の矯正・矯正歯科なら恵比寿ますだ矯正歯科

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矯正治療前に精密検査が必要な理由 矯正治療の目的

矯正治療の相談でいらっしゃる方は様々な悩みをお持ちです。

たとえば前歯が出ている(上顎前突:じょうがくぜんとつ)と悩んでいらっしゃる場合でも次のようなパターンがあります。

・上顎の骨が大きい場合
・逆に下顎の骨が小さくて相対的に前歯が出ているように見える場合
・顎の大きさにはあまり問題はなく歯だけが前に傾いて出ている場合など
またこれらの状態が複雑に絡み合っている場合も多々あります。

逆に下顎がでている反対咬合(はんたいこうごう)の場合でもその成り立ちは様々です。

また顎の大きさだけでなく、その成長する方向も様々です。

矯正治療を始める前にはこれら顎の大きさ、角度、成長方向、歯の傾き、その他様々な項目を確認することが必要です。

噛み合わせの症状が似ていても原因が異なれば治療方法も異なります。体の病気と同じようにどこに問題があるのかを確認してから治療を行う必要があります。

そのため矯正治療を行う前には詳しい検査が必要になります。
そしてその検査の結果を読み取るために経験と知識が必要であり、矯正歯科が専門科目であることが多いはそのためです。

レントゲンや歯型、顔や口の中の写真などの資料を揃えることに加え、さらに全身の健康状態や歯並び・噛み合わせに関係するような習癖、食習慣や嗜好品などについてまでお聞きする場合があります。

それらを総合的に判断(診断)して、

①機能的な歯並び・噛み合わせ
②それだけでなく美しい口元、顔かたち
③将来的に健康な歯、歯周組織が維持
④これらが出来る限り長期に安定するような状態

を達成するためにはどのようにしたらよいかを検査資料から治療計画を考えます。

また患者さまのご希望も踏まえ、治療計画はひとつだけでなく複数になることも多々あります。

 良い結果を出すためには

・歯を抜かない(非抜歯)計画がよい場合もありますし、
・逆に抜歯した方がよい結果につながる場合もあります。
・また装置によっても異なってくる場合があります。

但しこれらは治療の手段であって、あくまで治療の目的は①~④の項目をできる限り良い状態にすることです。

そのためには私たち歯科医師・矯正歯科医の治療に加え、患者さま自身の治療内容に対するご理解、毎日のホームケアが大変重要になります。

矯正歯科医と患者さま、お子さんの場合は保護者の方も協力して頂き治療を進めることが良い結果、素敵な笑顔につながる秘訣です。

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前歯がなかなか生えてこない…

週末は2日間、茨城のクリニックで矯正治療を行ってきました。一日に20~30人の矯正患者さまがいらっしゃいます。
その中で中学生(13歳)になっても犬歯がなかなか生えて(萌出:ほうしゅつして)こない患者さまがいらっしゃいました。

犬歯は10歳前後で萌出します。レントゲンを撮影してみると犬歯は顎の骨の中で奥歯のあたりに位置していました。

歯がなかなか萌出しない原因は、萌出してくる方向が異常な場合やもともと生まれつき部分的に歯がない(先欠:せんけつ)の場合などがあります。

なかなか歯が萌出しない場合、片側は出ているがもう一方の歯が半年以上萌出しない場合は、歯科医院を受診することをお勧め致します。

前歯の歯並びの問題

前歯の矯正治療を希望される場合、見た目を気にされて治療される方がやはり多いです。

今日の診療で矯正治療を始めることになった患者さまは、見た目よりも上の脇の前歯(側切歯)がねじれていて唇をよく噛んでしまう方でした。

唇を噛むことで口内炎になってしまうこと、また唇が渇くと唇が上がったままでおりてこない悩みを抱えていらっしゃいました。

前歯に限らず奥歯でもよく頬の粘膜を噛んでしまうことがあります。

上下の歯のわずかな噛みわせのズレ、歯のねじれなどによって起こります。

歯並び・噛み合わせを矯正治療または歯科治療で改善できることが多いのでご相談ください。

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前歯の歯並びを気にされている方の矯正治療

前歯のでこぼこや歯並びを気にされている方は多いと思います。

前歯のみの矯正をご希望される方もいらっしゃいます。

ご希望のように前歯のみの治療(装置の装着)で可能な場合がありますが、噛み合わせの状態によっては全体的に歯を移動させないと前歯の歯並びを改善できない場合もあります。

治療後の上下の噛み合わせ、口元の状態などを考えた治療方法の選択が必要です。

どの範囲までの治療が必要かは、でこぼこの程度や上下の噛み合わせの状態により異なりますので、まずは矯正の専門医院でのご相談をおすすめいたします。

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矯正で用いられるブラケットについて

ブラケットとはワイヤーを用いる矯正治療で歯に一個づつ付ける装置のことです。
以前は金属製が用いられていましたが、最近は矯正装置も日進月歩で様々な種類のブラケットがあります。

材質でいうと金属のほか、透明なクリアブラケット、歯の色に近いセラミックやジルコニアのブラケット、クリアブラケットよりさらに透明度の高いサファイア製のものなど様々です。
歯の移動がスムースな痛みの少ないブラケットなどもあります。

裏側の矯正では、表からは見えないので金属製のものがほとんどです。
中には装置の精度を高めるために金合金で作られたブラケットもあります。

装置ごとにそれぞれ特徴があります。
ただし装置自体はあくまで手段のひとつです。

矯正治療の目的は歯並び・噛み合わせの改善、さらにお口の健康を維持増進することだと思います。
それが体の健康につながり魅力のある笑顔になってきます。

いま治療されている方もそこを目標に一緒にがんばりましょう。

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