前歯で物が噛み切れない…開咬(かいこう)の矯正治療①

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前歯で物が噛み切れない…開咬(かいこう)の矯正治療①

前歯が噛んでいない状態を開咬(かいこう)といいます。

前歯で物が噛み切れないため脇の歯を使って噛みちぎるしかなく、とくに女性の方などは会食の時に苦労されているようです。

また咬み合うところが奥歯のみで噛む力をすべて奥歯で負担するため、年齢とともに奥歯の状態が悪くなることが多い噛み合わせでもあります

奥歯が欠ける・ヒビが入る歯が削れてしまうエナメル質が剥離する、虫歯になりやすいなど奥歯のダメージが大きく、歯を治療しても奥歯での負担は変わりないためまた悪くなることが多いようです。

原因としては
①骨格的・遺伝的な問題
②舌を出す癖(舌突出癖:ぜつとしゅつへき)、口呼吸(こうこきゅう)、
子供の頃の指しゃぶりなどの癖による問題
③顎関節部分(下顎頭)の骨吸収
などが挙げられます。

・ 症状の程度が大きい場合は、前歯を噛み合わせるために脇の歯(小臼歯など)を抜いて矯正治療を行う場合があります。

・ また骨格的な問題が著しい場合は手術を併用した外科矯正治療が適応になります。

・ 症状の状態によっては下の写真のように歯を抜かなくても前歯の噛み合わせを改善できる場合もありますのでどのような治療法が適応になるか精密検査をお勧め致します。