大人と子供の八重歯の矯正治療 できる限り抜かない(非抜歯)治療1

平日は夜8時まで週末も診療。

大人と子供の八重歯の矯正治療 できる限り抜かない(非抜歯)治療1

八重歯や前歯のでこぼこでお悩みの方が沢山いらっしゃいます。

どのように治療をしたらよいのか、歯を抜かなければならないのか、抜かないでも治療できるかなど不安をお持ちの方がほとんどだと思います。

できれば歯を抜かないで治療できればと思うのは患者さまだけでなく治療する側の私も同じです。
そのため精密検査で取らせて頂いたレントゲンや歯型、写真などの資料をもとに、まずは抜かないで治療できないか検討します。

抜かないで治療を行う手段として、次のような順序で私は考えます。

1.<歯並びを拡大することで改善できるか>

拡大といっても歯並びの幅を拡げる、奥歯を後方へ移動する、前歯を前方に拡大する場合などが挙げられます。
拡大することによって歯並びにスペースができます。
このスペースを利用して八重歯や歯のでこぼこが改善できるかを資料をもとに検討します。

また幅の拡大といっても様々な方法や装置があります。
ゆっくり拡げていく緩徐拡大装置、短い期間で急速に拡げる急速拡大装置などがあり、さらにそれぞれの装置には複数の種類があります。

装置の種類によって拡げられる量や拡がり方が異なります。

歯並びを拡大する仕方は様々で、その時の年齢や症状の程度、噛み合わせの状態によって使用する装置が異なります。

但し、どこまでも拡げられるわけではなく当然限界があります。
その方によって顎の骨の大きさが異なりますし、骨の状態、歯の大きさ、歯のでこぼこの程度も個人によって異なるので、バランスや程度が厳しければ厳しいほど拡大しても症状を改善できない場合が出ます。
その際に初めて歯を抜くかどうかを検討します。

しかしながら子供の場合は成長の途中であり拡大できる量が大人より大きいので、歯を抜かないで治療できる可能性が成人になって行うより高くなります。

続きは次回の記事でご紹介したいと思います。

<今回の院内飾り物>
もうすぐ七夕ですね。今年は何をお願いしますか?