習癖と咬み合わせ

医院ブログ

恵比寿ますだ矯正歯科(恵比寿・渋谷)は、裏側から矯正治療やマウスピース矯正(インビザライン)など、見えにくい、目立ちにくい矯正に力を入れています。

口ゴボの矯正治療④ <上の前歯が出ている場合>

口ゴボの矯正治療③
上顎前突の治療、表側の矯正治療 29歳 女性
 
・下の歯並びが気になる
・上の前歯の出っ張りが気になる(口が少し開く)
・Eラインが気になる
とのことで来院されました。
 
<横顔の変化>
・下あごの大きさが小さく相対的に上あごが出ているように見えてしまうタイプ
:(日本人に多い)上顎前突
・上前歯が平均より前に出ている
・下前歯に顕著なでこぼこを認める
・咬み合わせが深い:上前歯が下の前歯が半分以上見えないくらい被ってしまっている:過蓋咬合
・下唇の方がやや出ているようにも見える状態がありました。

治療前

 
治療後

上小臼歯2本、下小臼歯2本を抜歯して上前歯は後退させ、下は前歯のでこぼこを改善しました。
 
歯を抜かないで並べると上下前歯が出てしまいEラインが悪くなってしまうので、前歯が出てしまうことを避けるために上下抜歯を行いました。
 
前歯が後退することで口ゴボが改善しています。Eラインも良好になりました。
 
上の唇が後退することで鼻が高くなったように見えます。
 
 
<正面の顔の変化>
治療前

 
治療後

顔の輪郭が少しすっきりしたような感じがあります。
抜歯をして前歯を後退させると人中が伸びてしまわないかという患者さんがたくさんいらっしゃいますが治療前後で人中が伸びたようなことは認められません。
 
人中が伸びて見えてしまうような場合には経験上、以下のことが考えられます。
・前歯が出ている量が著しい場合で、前歯を後退させる量が大きい場合
・年齢が30代半ば以降の場合(個人差があります)
などが挙げられると思います。
 
そのため30代半ば以降の場合は必要以上に前歯を後退させ過ぎないようにしています。
前歯を後退させる量はほどほどにして、抜歯したスペースが余る場合は奥歯を前に寄せて抜歯したスペース閉鎖します。
奥歯を前に移動するためには期間がかかる場合があります。
特に下の奥歯は動きにくいです。
 
治療期間がかかっても口元の見た目がよくなるためならその治療を頑張ります。
期間はお許しください。
 
 
<前歯の歯並びの変化>
治療前

 
治療後

 
 
<前歯の歯並びの変化>
治療前

 
治療後

 
 
治療前
 
 
治療後

口ゴボの矯正治療③<上下の前歯が出ている場合>

口ゴボの矯正治療③
上下顎前突の治療、上下裏側の矯正治療 27歳女性
 
歯が前に出ていて、唇を閉じるとアゴにシワができることが気になる
歯並びのでこぼこが気になるとのことで来院されました。
 
<横顔の変化>
治療前
☆ 下あごの大きさが小さく後退して相対的に上あごが出ているように見えるタイプ。
日本人に多いタイプです。
 
☆ 上下前歯は著しく前方に出ているため口ゴボになっています。

 
治療後

治療は上小臼歯2本と下小臼歯2本を抜歯して治療を行いました。
抜歯をして前歯を後退させると口元も後退するため口ゴボが改善しています。
 
その他の横顔の変化について
「口ゴボの矯正治療②」
「口ゴボの矯正治療①」
 
<よくある質問>
「抜歯した場合としない場合ではどう違うのですか?」
 
 
<正面顔の変化>
治療前
☆ 口が閉じにくいため無理に閉じようとすると下あごのオトガイの部分に梅干し状のシワができてしまいます。
☆ また右上の前歯が口唇を閉じても少し見えてしまっています。

 
治療後

治療後は口が閉じやすくなり、下あごの梅干し状のシワも改善しています。
 
<スマイルの変化>
治療前

 
治療後

歯並びのでこぼこが改善されるとスマイルの見た目の印象がかなり変わります。
 
 
<歯並びの変化>
治療前

上下前歯がでこぼこの状態です。
 
治療後

前歯のでこぼこが改善しています。
 
 
治療前

上下の前歯が前に出ています。
上下の前歯はかみ合っていない状態です。
 
治療後

上2本、下2本の抜歯を行い上下前歯を後退させました。
 
 
治療前

上下前歯が出ている状態です。
上下前歯にでこぼこが認められます。
 
治療後

上2本、下2本の抜歯を行い上下前歯を後退させました。

歯を抜かないで並べるとでこぼこは解消されるのですが必要以上に前歯が前に出てしまいます。
そのため前歯が出ている場合は抜歯を行った方が口元の状態は良くなります。

口ゴボの矯正治療②<上の前歯が出ている場合>

口ゴボの矯正治療②
上下顎前突の治療、裏側の矯正治療 21歳女性
 
治療前

 
前歯が出ていることが気になり来院されました。
上くちびるが前へ出て口ゴボの状態です。

上下前歯が出ており、上下前歯には隙間が生じている。
 
治療後

上は左右2本(第一小臼歯)を抜歯、下は歯を抜かないで治療をしました。
前歯が後退することで上下更新も後退して口ゴボが改善しています。

前方へ突出していた前歯が後退してかみ合わせも改善しています。
 
 
<矯正治療前後の横顔の変化>
治療前

 
治療後

治療後はE-lineが治療前より良好になっています。
また鼻唇角も小さくなっており、上唇が後退したことで鼻が高くなったように見えます。
 
 
<矯正治療前後の正面顔の変化>
治療前

 
治療後

治療後はフェイスラインがすっきりしており、人中が伸びたように見えることもありません。
 
 
<矯正治療前後のスマイルの変化>
治療前

 
治療後

口ゴボの矯正治療①<上下の前歯が出ている場合>

🌸「口ゴボが気になる」
上下顎前突の矯正治療、裏側の矯正治療 31歳 女性
 
上下前歯が出ている、口ゴボが気になることで来院されました。
 
<横顔の変化>
治療前
上下の前歯が出ている(上下顎前突)のケースです。
上は裏側、下は表側のハーフリンガル矯正装置で治療を行いました。

口元が突出していて口は閉じにくく、無理して口唇を閉じると顎に梅干し状のシワができてしまっています。
 
※矯正治療は上下の歯4番目の歯を抜歯して上下の前歯を後退させました(下写真)
 
治療後

それによって口元が後退して E-line と 鼻唇角 が良くなっています
また口唇が後退することで鼻が高くなったように見える効果もあります。
 
<正面顔の変化>
治療前

 
治療後

治療後は上下前歯が後退することで口唇が閉じやすくなったたね顎に見られた梅干し状のシワがなくなっています
 
患者さんからよく質問されるのは
「前歯を後退させると人中が伸びたように見えませんか?」と聞かれるのですが、写真から分かるように変化はほんとんどありません。
治療後の全体的な見た目の感じは良好になっています。
 
<スマイルの変化>
治療前

 
治療後

 
<歯並び、前歯の変化>
治療前
上下前歯が前方に突出しています。

 
治療後
上2本、下2本の小臼歯を抜歯することで上下前歯の突出が改善しています。
前歯が後退すると歯茎も後退するため口元の突出も改善します。

 
<前歯の変化>
治療前

 
治療後
上下前歯の突出が改善しています。

舌の位置はどこにありますか? 口ゴボの方、要注意!

舌の位置はどこにありますか? 口ゴボの方、要注意!
(前回、前々回のブログも参考にしてください)
 
舌の位置が下がっており、前歯が出る原因の一つになっている場合があります。
普段、無意識の時に舌はどこにありますか?
上あごに着いていないようであれば注意が必要です。
 
このような癖があると
「ここ数年で前歯が出てきた」とか
「ここ数年で前歯がでこぼこになってきた」
ということがあります。
 
また矯正治療中には前歯を後ろに移動させにくかったり、矯正治療後に隙間が開いてくることがよくあります。
 
普段から意識して舌を上に上げることが大切です。
 
「ミューイング」といわれる方法があります。
 
最近では口ゴボ(口元の突出)や顔のたるみ、二重あごの改善に効果があるとされ、SNSなどで人気を集めています。
 
 

舌の正しい位置を意識しよう!

✅ 舌を正しい位置に置く(スポットポジション)
 
1.舌の先を上あごの「スポット」に当てる
・「スポット」とは、上前歯のすぐ裏にある少し凹んだ部分。
 
2.舌全体を上あごに密着させる
・舌の先だけでなく、舌全体を上あごに吸い付けるようにするのがポイント。
・舌の奥も上あごにつけるよう意識すると、喉のあたりも鍛えられる。
 
3.口を閉じて鼻呼吸をする
・口を閉じた状態で、常に鼻呼吸をする。
 
4.歯を軽く噛み合わせ、唇を閉じる
・ただし、強く噛みしめないようにする。
 
舌を正しい位置に置くと口ゴボ(口元の突出)や顔のたるみ、二重あごの改善に効果があるとされ、SNSなどで人気を集めています。
美しくなるために一緒にがんばりましょう!