習癖と咬み合わせ

医院ブログ

恵比寿ますだ矯正歯科(恵比寿・渋谷)は、裏側から矯正治療やマウスピース矯正(インビザライン)など、見えにくい、目立ちにくい矯正に力を入れています。

私の発音は舌っ足らず?矯正治療とあわせて舌の癖の訓練も必要

舌っ足らずの発音を気にされている方はいらっしゃいませんか?
この舌っ足らずの発音が、噛み合わせや舌の位置、舌の癖などと関係していることがあります。
さて以前に舌の位置が良い位置にないと噛み合わせが悪くなることをお話しました。

では舌の良いといわれる位置=基本的なポジションはどこでしょうか?
通常、舌の先が上前歯の裏側で写真の斜線の部分あたりにあるのがよいとされています。

舌がいつも下の前歯を押してしまっているような低位舌(ていいぜつ)があると受け口の原因となりますし、
舌を上下前歯の間に挟んだり舌を出す癖(舌突出癖:ぜつとっしゅつへき)があると前歯が咬み合わない開咬(かいこう)という状態になります。

舌突出癖と舌癖による開咬:奥歯は噛んでいるが舌の力で前歯が開いてしまう状態

 

またこのような舌の癖があると噛み合わせだけでなく発音にも影響が出てきます。
「タチツテト」や「サシスセソ」がハッキリ発音しにくくなります。

よく言われる舌っ足らずのような発音です。

この舌っ足らずの発音を生まれつきのものと思っていらっしゃる患者さまが多いようですが、舌の位置や舌癖による噛み合わせ・歯並びの不正が原因であることがあります。

きれいな発音のためには噛み合わせ・歯並びの治療に加えて舌癖を治すトレーニング(筋機能訓練)もとても大切になります。

顎関節に調和した矯正治療

昨日今日と2日間ロス・ウイリアムススタディクラブの公開セミナーに参加してきました。世界的に権威のあるロナルド・ロス先生が40年に及ぶ臨床経験と研究活動から築き挙げられた矯正歯科治療の診断と治療システムに基づいて治療を行っている先生方のセミナーです。

顎関節に調和した歯並びと噛み合わせを重視した考え方に基づいた治療法でとても有意義でした。また単に噛み合わせや歯並びを治療するだけでなく美しい顔、美しいスマイル、長期の安定性についても重点をおいており、私の目標とするところの考え方と共通する部分が多くとても刺激になった2日間でした。

良いと思われるものはひとつでも多く取り入れ最善の治療を提供できるようにしていきたいと考えております。

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前歯の歯並びを気にされている方の矯正治療

前歯のでこぼこや歯並びを気にされている方は多いと思います。

前歯のみの矯正をご希望される方もいらっしゃいます。

ご希望のように前歯のみの治療(装置の装着)で可能な場合がありますが、噛み合わせの状態によっては全体的に歯を移動させないと前歯の歯並びを改善できない場合もあります。

治療後の上下の噛み合わせ、口元の状態などを考えた治療方法の選択が必要です。

どの範囲までの治療が必要かは、でこぼこの程度や上下の噛み合わせの状態により異なりますので、まずは矯正の専門医院でのご相談をおすすめいたします。

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寝相と歯並びについて

いつも決まった寝かたすることを私たち専門家は睡眠態癖(すいみんたいへき)といいます。
とくに歯並びに影響する睡眠態癖にうつぶせ寝があげられます。
うつぶせ寝をする場合、顔をいつも左右どちらか決まった方向に向けて寝ることが多いようです。

頭は体の中でもとても重いため、いつもうつぶせ寝の横向きで一方向から力が加わり続けるとそれ自体が矯正力となり歯並びが左右非対称になったり、成長期であれば顔の非対称やゆがみになって現れることがあります。

うつぶせ寝で顔をいつも横方向に向け、さらに頬の下に手を挟んで寝るような場合は枕にうつぶせ寝になるより強い力が加わるので要注意です。

問診の際には、歯並びと顔のゆがみとの関連から寝かた(寝相)についてもお聞きしています。

ご自分の寝かた、お子さんの寝かたについて一度ご確認してみてください。

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口呼吸(こうこきゅう)について

鼻が詰まりやすく口で息をしていることはありませんか?
鼻で息をする鼻呼吸に対して、口で息をしてしまう口呼吸(ここきゅう)があります。

くちびるが荒れたり、空気が乾燥する時期になると風邪をひきやすくなります。

それだけでなく歯並びに関係することはあまり知られていません。
口呼吸があると口のまわりにある口輪筋という筋肉が緩んでしまい出っ歯になりやすくなります。また歯ぐきが腫れやすくなります。
矯正治療をしてもまた元の出っ歯に戻りやすいのが特徴です。

慢性的な鼻の疾患がある場合は、大人・子供を問わず耳鼻科的な治療もおすすめしています。

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