八重歯の矯正治療 犬歯(糸切り歯)の位置の改善-渋谷区恵比寿の矯正・矯正歯科なら恵比寿ますだ矯正歯科

平日は夜8時まで週末も診療。

八重歯の矯正治療 犬歯(糸切り歯)の位置の改善

<今回の院内飾り物>
夏休み、どんな思い出ができましたか?

左写真:治療前、八重歯の状態です。右写真:治療開始6ヶ月で八重歯は改善しました。

 

上の犬歯(糸切り歯)は永久歯の中でも順番的に最後に生え換わるため歯が生えるスペースがないと表側に出てしまい八重歯になります。上の方に生えてしまうため汚れがたまりやすく、ブラッシングの状態が良くないと歯肉炎や虫歯になりやすい状態でもあります。

 

患者さまの中にはでこぼこになるのを防ぐために小さい頃に犬歯を抜かれた方がいらっしゃいます。犬歯を抜く場合は虫歯や歯周病、癒着(歯が骨とくっついている状態:矯正治療で歯が動かない状態)など残すのが難しい場合で、第一選択で犬歯を抜歯することはお勧めできません。

 

患者さまの中には驚かれる方がいらっしゃいますが、写真のように八重歯は矯正治療で治せます。

キシリトールってどうして虫歯予防によいの?

最近、いろいろな種類のキシリトールのガムを見かけるようになりました。

ではなぜキシリトールは歯に良いとされているのでしょうか。

キシリトールは天然素材の甘味料です。
原料は白樺や樫の木からつくられています。

お砂糖と同じくらいの甘さがあるのですが、虫歯の原因となる酸をつくらないのがキシリトールの良いところです。

そのためお菓子をはじめ色々な食品に活用されるようになりました。

しかしながらキシリトールにはさらにもっと良いところがあるのです。

それは、虫歯菌であるミュータンス菌の活動を弱め数を減らしてくれること、そのため歯の汚れであるプラークが付いてもその汚れがサラサラと取れやすくなることです。

毎日、ある程度決まった量のキシリトールのガムあるいはタブレットを食べているだけでお口の中(口腔内:こうくうない)の汚れ具合が劇的に改善してくるのです。
もしくは汚れが付いていても明らかにその汚れが取れやすくなるのです。

しかもお砂糖が入っていないので、食事の後でも歯みがき後でも食べることをお勧めしています。
お子様だけでなくもちろん大人の方にも効果的です。

キシリトールのガム、タブレットをうまく利用することで、お口の中(口腔内)の環境を良い状態に変化させることができるのが最大のメリットです。

ただしキシリトールガムもキシリトールの濃度が様々です。
出来れば100%のものがよいとは思いますが、通常市販されているものは30~50%くらいのもが多いです。
歯科医院であればキシリトール100%のものを置いてある場合もあります。
キシリトールを活かした虫歯予防について食べる量、方法などお知りになりたい方はご相談ください。

またキシリトールは食べ過ぎるとキシリトールの作用でお腹が緩くなることがあるのでお気をつけください。

歯の色とよく馴染むセラミックブラケット(Invu:インビュー)で治療を行いました。

 

当院はとても小さなクリニックですが対話やコンサルテーションを重視し、一人ひとりの患者さまとじっくり向き合いながら治療を行っております。

装置の種類によっては症状によって向き不向きがあります。
治療開始時に十分ご説明させて頂いた上で患者さまのご希望も踏まえながら装置の選択、治療方法の選択を行います。

心の触れ合いを大切に、患者さまに素敵な笑顔になってもらえる、そんな矯正歯科医院でありたいと思っております。

何よりも最終的には素敵な笑顔で治療を終えられること、それを目的に毎回の治療に取り組んでおります。

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今回のエントランスのフラワーアレンジメントです。
白い花と青い花瓶がとても清楚な雰囲気です。

 

矯正治療終了後 患者様からの声

治療後に患者様から頂いたお手紙です。承諾を頂いたものに関して掲載させて頂きました。
どのお手紙も宝物です。貴重なお言葉を本当にありがとうございました。

治療を終了して患者さまからふと頂いたお手紙。とても嬉しかったです。
それまではただ歯をきれいに並べること、噛み合わせを上手くつくることに一生懸命でした。
このお手紙を頂いて目指すべきは患者さまにこのような気持ちになってもらうことが一番大切なのかもしれないと思ってから矯正治療をすることがさらに何倍も大好きになりました。
本当にありがとうございました。
皆さんにこのような気持ちになってもらえる治療を日々目指しています。

 

下のお手紙はこれから外科矯正治療を考えている方の参考になればと頂いたお手紙です。
こんなに貴重なお手紙はないと私自身は思っています。本当に感謝しております。

そしてこんなに素敵なスマイルはありません!

矯正治療の終了後にふらっとクリニックを訪ねてきてくださり待合室用に絵本を頂いてしましました。聞けばご自身がとても好きな絵本とのこと。
待合室で手にとって読んでいるお子さんを見ては治療した時のこと、装置を外した時の笑顔を思い出します。絵本ありがとうございました。

 

今回のエントランスのフラワーアレンジメントです。
夏はやっぱり向日葵ですね!

大人と子供の八重歯の矯正治療 できる限り抜かない(非抜歯)治療2

今回のエントランス、フラワーアレンジメントです。
夏っぽく濃くて爽やかな感じがとても素敵です。

前回の記事では、八重歯やでこぼこの歯並びをできる限り抜かず治療するために、1つは歯並びの拡大を行う方法について述べました。今回はその2です。

2.<歯の幅を少しだけ狭くする方法:スライシング、IPRなど>
永久歯の歯並びで行う方法です。歯はエナメル質という硬い組織で覆われています。しかも身体の中で最も硬い組織です。このエナメル質の幅は隣り合う歯同士の部分で約1ミリ前後の厚さがあります。この厚さの半分以下、およそ0.4~0.1mmを削りスペースを作ります。歯の両脇を行うと最大で0.8ミリ程度の隙間ができるわけです。これを何本かの歯に行うと数ミリのスペースをつくれるため、これを歯並びのでこぼこを解消するのに利用します。また歯並びの拡大と併せて行うこともあります。

3.<マルチループ(MEAW)を使用する方法>
軽度の受け口や切端咬合(せったんこうごう)、軽度のでっ歯(上顎前突:じょうがくぜんとつ)の場合、このマルチループを使用することで歯を抜かないで治療できる場合があります。
患者さま毎に合わせて曲げた特殊なワイヤーを用います。また顎間ゴムと呼ばれる小さなゴムを上下の歯並びで掛けてもらうことが必須になります。このゴムを使用することでワイヤーの効果が十分に発揮されます。ワイヤーの特性上、ゴムを使用できない場合は治らないばかりか、さらに悪くなってしまうので要注意です。

大人と子供の八重歯の矯正治療 できる限り抜かない(非抜歯)治療1

八重歯や前歯のでこぼこでお悩みの方が沢山いらっしゃいます。

どのように治療をしたらよいのか、歯を抜かなければならないのか、抜かないでも治療できるかなど不安をお持ちの方がほとんどだと思います。

できれば歯を抜かないで治療できればと思うのは患者さまだけでなく治療する側の私も同じです。
そのため精密検査で取らせて頂いたレントゲンや歯型、写真などの資料をもとに、まずは抜かないで治療できないか検討します。

抜かないで治療を行う手段として、次のような順序で私は考えます。

1.<歯並びを拡大することで改善できるか>

拡大といっても歯並びの幅を拡げる、奥歯を後方へ移動する、前歯を前方に拡大する場合などが挙げられます。
拡大することによって歯並びにスペースができます。
このスペースを利用して八重歯や歯のでこぼこが改善できるかを資料をもとに検討します。

また幅の拡大といっても様々な方法や装置があります。
ゆっくり拡げていく緩徐拡大装置、短い期間で急速に拡げる急速拡大装置などがあり、さらにそれぞれの装置には複数の種類があります。

装置の種類によって拡げられる量や拡がり方が異なります。

歯並びを拡大する仕方は様々で、その時の年齢や症状の程度、噛み合わせの状態によって使用する装置が異なります。

但し、どこまでも拡げられるわけではなく当然限界があります。
その方によって顎の骨の大きさが異なりますし、骨の状態、歯の大きさ、歯のでこぼこの程度も個人によって異なるので、バランスや程度が厳しければ厳しいほど拡大しても症状を改善できない場合が出ます。
その際に初めて歯を抜くかどうかを検討します。

しかしながら子供の場合は成長の途中であり拡大できる量が大人より大きいので、歯を抜かないで治療できる可能性が成人になって行うより高くなります。

続きは次回の記事でご紹介したいと思います。

<今回の院内飾り物>
もうすぐ七夕ですね。今年は何をお願いしますか?