恵比寿ますだ矯正歯科 院長ブログ

平日は夜8時まで週末も診療。

部分矯正について 内容、期間など

来院されている患者さまもお気づきでしょうか。
右写真の壁にはハートが映し出されています。
照明の当て方を少しだけ工夫してハート型になるようにしています。
言われも分からない?くらいでしょうか ・・;

部分矯正について 内容、期間など

部分矯正というとどのようなイメージを持たれるでしょうか。
歯を部分的に動かすのだから全体の矯正治療より簡単と思われるかもしれません。
矯正専門でない先生からも部分矯正を教えて欲しいと依頼されることもあります。

しかしながら部分矯正の方が全体の矯正よりも難しい場合も多くあります。

歯を動かすことは簡単にできます。
歯を動かして歯並びを治すことはできます。

大切なことは歯並び・噛み合わせは上だけ、あるいは下だけのものではなく、上下で一つの器官と考えなければなりません。

噛み合わせは上下で初めてひとつのものとして噛む・食べる・咀嚼するなどの重要な働きをしています。

そのため噛み合わせは消化器官の一部ともよく言われます。

部分矯正の難しさは矯正する歯とは逆の咬み合う方の歯は動かすことが出来ないという限られた中で、部分的に歯を動かしつつ噛み合わせのことも考慮しながら治療を行うという点です。

部分的に歯を動かすというこは、全体の歯を動かすことよりも、より細かい歯の移動を要求されるということです。
長年矯正治療を行ってきて、部分矯正ほど矯正治療による歯の動きを熟知していないと難しい治療と思っております。

 

部分矯正=スピード矯正などと言われたりもしているようです。

確かに歯並び・噛み合わせの状態によっては3か月くらいで治療できるケースもありますが、程度によっては半年~1年くらいかかる場合もあります。

ですが部分矯正で無理をした治療を行い、噛み合わせや他の歯にダメージを与えるようになるのであれば、むしろ治療を行わない方がよいということをおすすめする事もございます。

歯並び・噛み合わせの状態を拝見した上で、治療のメリットとデメリットをお話させて頂き、患者さまのご希望も含め一緒にお話合いをしながら、治療は進めさせて頂いております。

何よりも大切なことは良い歯並びであると同時に、良い噛み合わせでもあり、また良い消化器官の一部として、生涯にわたって健康な身体で過ごせるようなお手伝いができればと考えております。


≪4月に向けての院内飾り物≫

先月のひな祭りに代わり、今回はお花見です。
桜が咲くのが待ち遠しいですね。

前歯の矯正治療  部分的な矯正

前回に引き続き歯並びの幅を拡大後にワイヤーで矯正した子供の治療例です。

下写真の拡大装置は前回の装置とは違った拡大装置で、拡大装置といっても様々な種類があります。
装置によって拡大の仕方が異なるため症状によって使い分けをします。
小児から17、18歳くらいまでは上あごは大きく拡大することができ、下のような写真の装置では5~6mm前後の拡大可能です。

それに対して成人の場合は顎の成長は無いので拡大しても2mm前後が限度。
それ以上拡大もされるのですが歯が外側に傾くことで見かけ上、拡がったように、みえるだけで顎自体の幅がが大きくなったわけではありません。

成人でこのように歯を外側に傾けて無理な拡げ方をした場合、上下の噛み合わせに悪い影響を与えたり、歯ぐきが下がったりする場合があります。
また元の状態に戻りやすいという拡げ方でもあります。
歯並びのでこぼこを解消するために拡大を行うこともあるのですが、上下の噛み合わせにも大きな影響をあたえるため、年齢によって拡大する量や拡大の仕方などを十分に検討する必要があります。

子供の矯正治療では、歯並びの幅の拡大が上下の噛み合わせにも影響を与えるということを利用して咬み合せの改善のために積極的に治療に活かす場合もあります。

まだまだ寒い日が多く、早く暖かくなるが待ち遠しいですね。
写真は鉢植えのさくらです。
まだ寒いのですが咲き始めました。
当院近くの明治通り沿いにはさくら並木があり、毎年とても綺麗なさくらが咲き誇ります。

満開のさくらも素敵ですが、その後の桜吹雪もまた素敵な風景ですので、お近くまでいらした際にはぜひご覧になってみてください。

子供の矯正治療について

こどもの矯正についてはよく患者さまからいろいろ調べても分かりにくいという声をいただきます。
これは矯正治療が必要な不正な噛み合わせの種類は子供も大人も同じなのですが、子供の場合は成長の途中でお口の中も変化していくためです。

大人の場合は顎の成長もなく、すべて永久歯で変化するような要因が少ないため治療法はある程度決まってきます。

しかしながら子供の場合は体も成長していますが、顎の骨の大きさも変化し、子供の歯から永久歯へ生え換わるという変化も同時に起こります。
しかもその変化の仕方は子供こどもによってそれぞれ個性があります。
男の子と女の子でも成長の仕方は異なりますし、同じ年齢の子でも顎の大きさ、大きくなる程度、歯の生え換わりの順序、その生え換わりのスピードも違います。

つまり子供の矯正治療ではその子の成長の変化に合わせた治療が必要となるわけです。
大人の場合のようにひとくくりで説明しにくいのはそのためだと思います。

アメリカでもそうなのですが、ひとつは7歳前後で一度、歯並び咬み合せの状態を専門医に健診してもらうことをおすすめ致します。


≪ 3月の院内飾りもの ≫
ひな祭りですね
ふ~たり並んですまし顔?


≪エントランスのお花≫

エントランスを入ってすぐ目の前、和風の飾り間のお花がお出迎えいたします。
その都度お花は変わります。
今回は受付けさんが作ってくれたフラワーアレンジメントです。

八重歯の矯正治療 八重歯の汚れ

八重歯は歯並びの列から外側に飛び出していて上の方に位置しています。
このように列から外れた歯は歯磨き時にうまく磨かれずに汚れ(プラーク)が残ったままとなりやすいため要注意です。

歯の磨き残しやすい部分というのは大体決まっており、歯と歯ぐきの境い目が気をつけなければならない部分のひとつです。八重歯の場合はとくにその境い目が上の方にあり、さらに唇が覆いかぶさり見えにくく、歯ブラシもうまく入りにくいので、プラークが残りやすいのはそのためです。

プラークが残ったままの状態が長く続くとどうなるでしょうか?

歯の表面のミネラルが溶け出してきます。いわゆる虫歯となっていきます。
また歯肉炎や口臭の原因にもなっていきます。

当院では矯正治療を開始する前に徹底的な歯のクリーニングを行い、歯ぐき健康状態の改善を行います。
「歯石の除去+専用の機械とペーストによる歯のクリーニング+そして歯のトリートメント」を行います。

左の写真で歯の周りにプラークがたくさん付着しており、八重歯の部分などは歯肉が赤く腫れていますが、クリーニング・トリートメントケア1か月後の右写真ではプラークの付着もなく、歯に光沢が出ており、歯ぐきの腫れも改善しています。

歯のクリーニングとトリートメントケアをしただけで歯につややかさと光沢が出て、見た目にぱっと明るい感じになるので歯がしろくなったように見えて矯正治療前、ホワイトニング前にも関わらずそれだけで喜んで頂いております。

そんな患者さまの喜ばれている患者さまの顔を拝見できるのが私は嬉しくてたまりません。

前回の記事でもお話したように糸切り歯(犬歯)はとても大切な歯です。
八重歯のように歯並びの列から外れていてもそこに歯はあります。
歯並びから引っ込んでしまっている歯もそこに歯はあります。
ただ列からはみ出ているだけで磨かれないことが多いだけです。
でこぼこで、列からはみ出た歯こそ可愛がってあげてくださいね。

当院は完全予約制で、待合室も診療室も他の患者様と顔を合わせることはございません。

待合室には、オレンヂ色のソファーを2客ご用意しています。
サロンのような雰囲気の中、診察が始まるまでの時間を、ゆったりお寛ぎください。

診察室には真っ白なユニットを一台だけ設置。
お一人さまだけのためにご用意したプライベートルームで、ご満足いただける治療を行っています。

渋谷区 恵比寿 広尾 矯正歯科専門
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八重歯の矯正治療 犬歯(糸切り歯)はとても大切な歯です

初診相談で来られた方のお口の中を診ていると犬歯(糸切り歯)がない場合があります。

生まれつき歯が無い場合を歯の先天性欠如:先欠(せんけつ)と言いますが、犬歯が先欠の場合はかなりまれです。

また、あまりあってはいけないことですが、小さい頃に歯並びのでこぼこを解消する目的で犬歯を抜かれましたと聞くことがあります。

犬歯は根っこが太い歯なので前歯の中で比較的最後まで残る歯ですし、下顎の動きと顎の関節の機能にも影響を与える重要な働きもしているので、よほどの理由が無い限り抜いてはいけない歯です。

ひどい虫歯や歯周病などで残すことができない場合は仕方ないのですが、基本的には第一選択で抜歯することはあり得ないのでお気をつけください。

<八重歯の治療例>

矯正治療後にホワイトニング

 

矯正治療前にホワイトニングもできます

矯正治療後にホワイトニングをされる方も多いですが、ホワイトニングがだいぶ一般的になってきたこともあり、最近では矯正治療を始める前にホワイトニングをされる方も増えております。
とくに裏側の矯正やマウスピースタイプの矯正治療をされる方で多いです。

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